椎名桔平,トップセールス

営業成績

トップセールスとは、NHK土曜ドラマの「トップセールス」が2008年4月12日午 後9時から始まることで話題になっているドラマのタイトルです。トップ セールスという言葉は、企業の営業マンで一番商品を売り上げる営業成績トップの人のこ とを俗にトップセールスと名づけて呼んでいます。

ドラマトップセールスの舞台は、昭和49年(1974年)です。当時は、男性社会が当たり前の時代でした。 年功序列、一度勤めたら一生同じ会社で働く、残業は当然やる、それも長時間というのが当然だった時代です。 家庭は妻に任せて、男は外で働く、会社のために身を捧げるという時代でした。私の父親もそんな世代で、銀行でがんばって働き続けてくれました。 そんな時代に、一流企 業の女性OLが、自動車販売会社に転職し、自動車のセールスウーマンになりました。 そして一営業マンからトップセールスになり、社長にまでなるという女 性の人生を描いた作品のようです。女性が社会で生きていく苦悩や、恋愛なども経験しな がら成長していく姿を演じるのは、女優の夏川結衣(なつかわ ゆい)さんです。共演者には椎名桔平さん、 蟹江敬三さん、原田大二郎さんなどが出演するそうです。 椎名桔平(しいな きっぺい)さん演じる柴田隆男が勤めるクルマの営業所に、槙野久子役の夏川結衣が入社してくるわけです。

現在の日本でなら女性がトップセールスになり社長になることも珍しくはないですが、 当時の日本では女性が社長にまでなる人はあまりいなかった時代でしょう。女性が働くこと、しかも男よりもよい成績で働くことに対して、 どんなに風当たりが強かったことでしょう。男性社員の嫉妬、昇進や出世に対するねたみや恨み、同性の女性社員からの陰口もあったことでしょう。 トップの営業成績をとるには、覚悟が必要だと、トップ成績をとった営業マンは言います。トップセールスになりたいということは誰でも言えることですが、 なかなかトップになれないのが実情です。しかし、本当にトップセールスマンになると覚悟を決めて、 そのために一生懸命仕事をしている人はごくわずかです。それは男性でも女性でも、同じです。 口で言うばかりではなく、絶対にトップに立つんだと決意して思えば、トップになるために逆算してスケジュールを立てますし、 営業スキルも磨くように努力するでしょう。ですからトップになるとの決意、決心、志こそが、営業担当者を大きく伸ばしていくのでしょう。 これは、きっといつの時代でも同じことだと思います。トップセール スをとおして、当時の日本の社会や経済成長の時代の自動車産業も振り返ることができる かもしれませんね。


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平原綾香

ドラマトップセールスの主題歌を担当することになったのは、歌手の平原綾香(ひらはら あやか)さんです。平原綾香は、 1984年生まれのまだ若い女性ですが、サックス奏者でもあるんです。父・平原まことは現役のマルチサックス奏者ですし、 祖父・平原勉はトランペット奏者姉・aika(平原愛花)は歌手・サックス奏者とあって、家族みんなが管絃楽器を演奏する一家なんですね。

さて、4月16日リリースの「孤独の向こう」というタイトルのシングルが発売され、この曲がドラ マトップセールスの主題歌となります。平原綾香さんの透き通った声の曲でドラマト ップセールスもいっそう盛り上がっていきそうですよね。ちなみに、新潟県中越地震をモチーフにした映画「マリと子犬の物語」の主題歌 「今、風の中で」も、平原綾香が作詞した作品です。

ドラマトップセールスの出演者には、石田ひかりさん、十朱幸代さんなども出演してい ます。 トップ セールス主演の夏川結衣さんも、男性社会で働く女性の姿を一生懸命に演じたと語ってい ますので、ドラマトップセールスの出来上がりもかなり自信があるようですね。夏川結衣は、1991年度のユニチカ水着キャンペーンガールで デビューしています。 椎名桔平さん(42)はトップセールスのなかでは、24歳の青年の役を演じるこ とになったそうなので、若く見えるように頑張って演技をしたといっていました。 しいな きっぺいは、ファッションデザイナーの山本寛斎の娘で女優の山本未來を結婚しています。 青山学院大学経営学部を卒業している秀才ですが、ドラマ『BLACK OUT』で共演を機に知り合って山本未來と結婚しています。

なお、現在のようになんでもそろっていない昭和47年の時代ならではの良い部分、携帯電話もファックスもパソコンもテレビゲームもなかった不便な部分、 いろいろあ ると思います。連続ドラマトップセールスを見ながら現在の日本の良さ、便利になったこ とで忘れてしまったものなど、いろいろ考えさせられることもあるかもしれませんね。

クラシックカー

ドラマトップセールスのみどころは、昭和49年代の自動車のセールスを行う女性のド ラマですから、当時販売されていた車がたくさん出てくるところだと思います。NHKによ ると、18台の当時の車を使用してトップセールスの撮影を行い、中には博物館で展示さ れるほど貴重な車も登場するそうです。お芝居以外では素手でさわることを禁じられた、博物館級の自動車も登場しているそうですよ。 どんな車種が出てくるのか、楽しみです。 ところで栃木県には、那須クラシックカー博物館があります。エアロカー(年式1985年、生産国アメリカ)やアルファロメオ2000スパイダー (1962年、イタリア)、アルビス(1948ネン、イギリス)、オースティン セブン50mphスポーツ(1924、イギリス)、べントレー (1950ネン、イギリス)、シボレー クーペ Chevrolet coupe(1927、アメリカ)、シトロエン 11CV トラクシオン・アヴァン Citoroen 11CV TA (1947年、フランス)、ディムラーsp250ロードスター Daimler sp250 Roadster(1960年、イギリス)などが展示してあります。 カーキチには一度見てみたい、乗ってみたい自動車ばかりなんでしょうね。

クラシックカーなどが好きな人にはトッ プセールスは嬉しいドラマになりそうです。また、ドラマトップセールスの昭和49年 当時に普及し始めた電化製品の冷蔵庫、テレビ、洗濯機などや、服装や化粧なども当時の 雰囲気をそのままになるよう工夫しているそうですから、当時を懐かしむ団塊世代の方に は当時を思い出しながらドラマトップセールスを見ていただきたいですね。 昔を振り返るのに、父親や母親たち親の世代と一緒にTVを見るのも話がはずんでいいかもしれません。 両親の昔の意外な気持ちや思い出を知ることができるかもしれませんね。

トップセールスにまでなった女性が何を思い、考えて生きていったのか、女性としての 結婚や出産、家事や育児、両親の世話や介護などをどのようにとらえていたのかなど、トップセールスには気になるところが満 載です。ドラマトップセールスの舞台となっている当時、まだ生まれてなかったという若 い世代にも見てもらいたいドラマだと思います。

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